先日10月17日(月)、高浜町議会 議会基本条例(案)町民説明会を傍聴させて頂きました。
この議会基本条例とは、市民福祉の向上を図るため、議員が自由で活発な透明性の高い議論を進めて、より開かれた議会を目指すことが求められる中、議会および議員の活動の充実と活性化を図ることを目的として、議会運営に必要な基本事項を定めるものです。
この条例は、2006年北海道栗山町で初めて制定されて以来、2022年4月1日時点における全国自治体の施行率は52.0%であり、その内訳は道府県(68%)市区(68%)町村(37%)となっています。本市(小浜市)においては2012年に制定されていますが、私の今回の傍聴の目的は、このような重要な条例の制定において、「議会の中でどのような過程を通して内容をまとめ、住民説明会に至ったのか」、「住民に対して理解を得られる分かりやすい説明とはどういうものなのか」また「住民からの質問を受けるに当たって,その根幹にかかわる部分から今後の運営上に至るまでどれくらいの知見を備えていなければいけないのか」など、1期目の議員の私にとりましてはそれぞれが難題であり、そのような点を勉強するにあたりましては、今回の傍聴は私にとって大変意義深いものであったと思います。
高浜町議会様としましては、この条例の制定には多少時間を要したようですが、しかしその分しっかりした研修や調査を踏まえた上で素案を作られ、その後多方面からの意見を反映させた素案の見直しに取り組まれ、今回の条例(案)に至った経緯の説明を受け、議会の責任と民主主義の重みをしっかりと理解し実行されている議会であると感じました。また、町民の皆様もしっかりとした知識や考えを持ったうえでの的確なご質問であったと思いますし、何よりもお互いが紳士的に議論されている姿に好感を覚えました。
私にとりましては、改めて議員の資質向上の必要性を教えていただく体験となり、感謝申し上げますと共に、今回の高浜町議会基本条例が無事に制定され、町民の皆様の福祉向上に大きく寄与されますことを心から願っております。