先日、10月4日の9月定例会の最終日、本市議会の議員定数の条例改正が上程され、可決されました。
内容は、現行の定数18人を1人減員し17人とするものです。
これは、本議会の議会運営委員会が中心となり取りまとめたものが上程され可決されたものですが、私は反対の立場を取らせていただきました。これは事実上、定数を1減するかしないかの採決となるわけですが、私が反対したのは2減し定数を16人とすべきという当初からの考えを貫いたものです。
近年、全国的に大変厳しい社会状況の中、市民から議員定数削減を求められる地方議会が増えてきています。このような中、私たち議会がまず肝に銘じなくてはならないのは、このような要望の原点は以前からあった議会不要論から出てきているということです。市民側からすれば、議会を必要とする価値があるのかないのかという思いが根底に隠されていると考えます。
今回の私の反対討論に対しては、議会の合議制における厳しい批判を古参議員から受けましたが、私にとって1減という選択肢は毛頭なく、今でも2減するかしないかの協議を最後まですべきものであったと考えます。そしてそのような中で、しっかり2減し、市民に見える形での市民参加型の議会改革を行ってこそ、市民の中にある漠然とした議会不要論を改めてもらえるものと考えます。
今回の議員定数の改定については、今後様々な方からのご意見をいただき、前に進んでいきたいと思います。